内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第31回
おせち料理の簡単レシピ(その1)

師走に入り、今年も残すところあとわずかとなった。今回は、おせち料理の簡単レシピの第一弾として伊達巻きの作り方を紹介する。

2014年のお正月に作ったおせち料理

本連載の第8回「おせち料理で残したい日本の食文化」でも紹介したが、筆者は数年前から、若者に年始回りの習慣を体験してもらい、お正月気分を共に分かち合うために「おせち会」を開催している。
2013年に和食がユネスコ世界文化遺産に登録されたが、その中でも、おせち料理は日本人にとって最も重要な年中行事であるお正月の文化・習慣を色濃く反映したものといえる。

今回は、おせち料理に欠かせないメニューの1つである「伊達巻き」の作り方を紹介しよう。
伊達巻きは、卵に白身魚のすり身を混ぜて、厚焼きにして簾(す)で渦巻き状に巻いた卵料理である。なぜ伊達巻きというかには、以下の3つの説があるといわれている。
●伊達政宗の好物であったという説
●色や形が華やかでお正月などのめでたい時に饗される「伊達な(派手な)巻物」の意味という説
●女性用の和服に使われる幅の狭い帯である「伊達巻き」に似ているからという説

最近では、おせち料理の準備の時期である年末になるとスーパーやデパ地下で伊達巻きが売られているため、おせち料理を自宅で作る人でも、伊達巻きは買って済ますという人が多いと聞く。しかし、非常に手軽な材料で簡単に作れる料理であるので、他の手間のかかるものは市販品で済ませたとしても、伊達巻きくらいは自作してはどうだろうか。



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