スピリッチャル ハワイ

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第1回
この山を見るとだれもがハワイに来たことを実感!~ダイヤモンドヘッド(オアフ島)~

ハワイといえば、ワイキキビーチとダイヤモンド・ヘッドの風景ですね・・・それほどまでに、ハワイの象徴ともいえるダイヤモンド・ヘッドは、昔から聖地としてハワイの人たちに尊ばれてきました。
なぜダイヤモンド・ヘッドと呼ばれるかというと、かつてイギリスの船員がきらきらと光る石を見て、ダイヤモンドだと間違えたからだそうです。その石は方解石という普通の石でした。

ダイヤモンド・ヘッドは約30万年前までは噴火していましたが、現在は死火山です。下から見ると山のようですが、中心はクレーターになってくぼんでいます。ダイヤモンド・ヘッド・ロードからトンネルを抜けて、クレーター内に入ることができるので、ぜひ機会があれば中に入ってみてください・・・火山だというのがよく分かります。
余力があれば、クレーター内のインフォメーションで入場料を支払って、頂上まで続くトレイルにチャレンジしてみてください! 一番高いところで232メートル。頂上からの景色はまさに絶景です。ワイキキのビル群、青い海、緑の山々など、360度見渡すことができます。片道40分ぐらいですので、お子さんでも登ることができます。

今では観光地となったダイヤモンド・ヘッドですが、頂上や中腹には、いくつものヘイアウ(神殿)が建てられ儀式が行われていた聖なる山なのです。目的やおまつりする神様によって、いろいろな種類のヘイアウがありました。また、他島からの侵略者を警戒するために、見張りを置いたり、船の目印になるようにかがり火を焚いていたりしたそうです。
また付近には、カメハメハ大王が戦いの神をまつるヘイアウを築いて、戦いの前には生贄を捧げていたそうですよ。昔も特別な山として、考えられていたんですね。
神話でも、ダイヤモンド・ヘッドにはペレ(ハワイ神話の火の女神)とヒイアカ(ハワイ神話の女神)の姉妹にまつわるお話が伝えられています。

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