小岩井 大輔流 富士山と出会う

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第11回
「紅富士」忍野村


1月中旬 マミヤ645PRO 三脚使用 210ミリ F16 AE

2012年、元気で皆様と新年を迎えられることに感謝申し上げます。

本年もよろしくお願い致します!新たなスタートに気合いを入れて頑張っていきましょう。

富士山は眺める者、全てに元気やパワーをくれます。新年の富士山は厳しく冷え込み、白雪をまとい、より一層神秘的です。よく「赤富士」と「紅富士」という言葉を耳にしますが、「赤富士」は夏季に太陽光を浴び、山肌が赤くなる現象で、「紅富士」は雪化粧した雪面が朝日や夕日で紅く染まる現象。どちらも縁起物で、一度は拝みたい絶景です。「紅富士」は朝夕ともに晴天になれば、比較的見ることができる光景なので、ぜひ、富士の麓へ足を運んでみましょう。

作品は忍野村から撮影した早朝の「紅富士」です。雪煙も舞い、厳しい冬の富士。刻々と変化する雪肌の光彩に目を配り、撮影しました。忍野八海や桂川周辺は、カメラマンや観光客の有名スポットですが、少し離れた場所からでもダイナミックな富士山を撮影することができます。降雪後の雪景色や気温差の激しい朝は、霧氷の撮影も楽しみです。午前8時ぐらいまでは斜光線で撮影できるので立体感がでます。

※民家や畑、立入禁止区域には入らないようにしましょう。道路は凍結しているので、スタッドレスタイヤや滑り止めが必要です。氷点下に耐えられる防寒具は必需品。

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