荒野のエッセイスト(音楽編)

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第30回
邦題を考え直す

ビートルズの「ハード・デイズ・ナイト」は発売されたばかりの頃、
「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア」。
という邦題がついていた。
同様に「ジス・ボーイ」は「こいつ」だった。

1960年代の後半になると、
原曲の持つイメージから離れすぎないようにと、
原題をそのままカタカナになおしただけ
というタイトルが増えてきた。

そのため
「シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー」
とか
「エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・
エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」
などのタイトルが登場するようになった。
長すぎるっ!
「バスルームの女」
「僕とモンキー」
あたりで充分ではないか……。

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