第14回
別れの美学
2012.12.18 [西澤 史子]
今年も、残すところあとわずかとなりました。
2012年は、私にとって変化の一年でした。お世話になった会社を11月に退職し、独立起業という道を選択しました。
短大を卒業してから、いずれかの組織に所属して24年間仕事をしてきましたが、これからは誰かに頼るのではなく、誰かに頼られるようにがんばりますので、引き続きよろしくお願いします。
そんなこともあり、今回のテーマは「別れ」について。
始まりがあれば終わりがあるように、永遠に続く関係は残念ながらありません。
心がつながっていても、「死」という別れは誰も避けようがなく、誰もがいずれこの辛い経験をすることになります。
家族や友人、仕事の関係等で深いつながりを持てた人との別れも辛いものですが、男女の恋愛や婚姻関係の別れは、多くの人が人生において何度か経験する、辛い別れです。
かなり前の映画ですが、「ローズ家の戦争」という作品があります。ご存じの方も多くいらっしゃるでしょう。
ご存じない方のために、どんな映画であるか、ウィキペディアから引用します。
*以下ウィキペディアより引用
『ローズ家の戦争』(戦争:The War of the Roses)は、1989年にアメリカ公開されたダニー・デヴィート監督、マイケル・ダグラス主演のブラックコメディ映画である。
弁護士のギャビン(ダニー・デヴィート)は、客から離婚に関する依頼を受けて、昔を回想し始める。時は17年前の海辺の町。まだ若かりし頃のバーバラ・ローズ(キャスリーン・ターナー)とオリバー・ローズ(マイケル・ダグラス)が地元のオークション会場で出会った。2人は熱烈な愛に燃え、結婚し、子宝にも恵まれて順風満帆な家庭を築きつつあった。弁護士としてのオリバーも法律事務所の上役へ昇進し、念願の豪華な一軒家まで購入。子供たちが成長して、だんだん手がかからなくなり始めた頃、二人の溝は徐々に深まりつつあった。バーバラは自分でビジネスを始めて、オリバーに対する愛に疑問を抱き始める。そしてそんなある日、オリバーが内臓に異変をきたして病院に運ばれる。だがそのことを知りつつも、バーバラは見舞いにすら訪れなかった。そのことに腹を立てるオリバーに対しても平謝りのバーバラ。もうバーバラの中に既にオリバーに対する愛はなかった。
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