第39回
世代で異なるコミュニケーション Over40 →Under30編
2015.08.31 [西澤 史子]
今回も前回に続き世代で異なるコミュニケーションです。
今回はOver40 →Under30編。40代以上の世代とこれら世代が30代以下の世代に対してコミュニケーションを取る際に気を付けるべき事について。
40代以上の世代は、バブル世代、新人類、団塊の世代と日本の好景気、経済が上昇をしていた時代の恩恵を受けたことがある世代を中心に、勝ち負けに拘る一生現役を目指す様なエネルギッシュな世代です。現役にこだわる余り若手の育成を温かい目線で見守るべき立場になっても、若手と張り合い潰してしまう人が多く、また、リアルコミュニケーションで生きてきた時間が長い為、「とりあえず電話して」や「とりあえず会いましょう」など電話や対面等、体温やニュアンスが感じられるコミュニケーションを好みます。
だから30代以下とのコミュニケーショントラブルはまさにこのリアルコミュニケーションを巡る諸々。
電話や対面で伝える際に、相手が正確に理解しているかという点の確認と伝えた内容をメールや文章などの形に残しておくという2点を徹底しないと、伝えた内容が正確に相手に伝わっていない、忘れられているというトラブルを招く可能性が高くなります。
特に30代以下の若手世代は公私共に多くの情報を並列、同時処理しながら生活をしています。だから、業務に関わる報告、連絡、指示はメールや文章で正確に伝わったか確認し、伝えた証拠を残し、さらに相手へリマインドしないと伝わらない、忘れられているというトラブルに繋がります。40代以上の世代からすると、そんなうっかりさんは「メモをとるなり、自分が確認しろよ」とイラっとしてしまう気持ちは解りますが、とにかく多くの情報を同時処理しながら生活している世代なので、歩み寄った方がベター。トラブルになってしまったら大抵、指導不足、教育不足ともろもろ連帯責任が世の常です。
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