第49回
五感を使う
2016.01.29 [西澤 史子]
第一印象は男性7秒、女性2秒で決定すると言われていますが、その第一印象の構成要素は視覚情報55%、音声情報38%、話の内容はわずか7%です。つまり、目で入ってくる情報と音で聞こえてくる情報で97%を占めてしまうのです。
他に匂い、香りの嗅覚、手で触れたり、触れられたりする触覚、状況に応じて味覚の五感を活用することで、「言葉」に頼らないコミュニケーションをしているのがコミュニケーション達人です。
例えば、化粧品はよくお店でサンプルを配布していますが、これも嗅覚や触覚に訴えるコミュニケーション方法です。
私が以前勤めていた婚活企業の主催するお見合いパーティでは嗅覚がとても重要でした。汗臭かったり、口臭が酷いと、話す以前にお見合いパーティーの相手へ「アウト」という印象を決定づけてしまいます。
しかしながら、「話す」という行為において、この五感の中で最も重要な感覚は視覚です。視覚で入ってきた情報と聴覚で捉えた音、つまり話す声の高さやスピード、間と、話す内容で、相手は判断していきます。
たとえば、とても素晴らしいプレゼンテーションの内容でもプレゼンテーターの服装がだらしなく、表情に自信が全く感じられなかったらそのプレゼンテーションは人を惹きつける事はできないでしょう。
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