第3回
炎上させないコミュニケーションとは? その2
2013.11.05 [西澤 史子]
今回も前回に続き炎上させないコミュニケーションについてお送りします。
人間関係は会話一つで好転も悪化もします。一度相手に与えてしまった強い印象はなかなか覆らないものです。だからこそ、コミュニケーションであなたの悪い印象を決定付ける地雷を踏み抜くと信頼関係を構築してもらえなくなりますので気を付けたいものです。
また人は嬉しかった事、楽しかった事より悲しかった事や辛かった事の方を長く記憶する傾向があります。そして言葉で傷つけられると中々それを忘れる事ができず、苦しむものです。このコラムの読者には相手を不用意に怒らせたり、悲しませたり、苦しくさせるようなコミュニケーションをして欲しくありませんので前回に続き今回もしっかりポイントを把握してください。
【否定・批判・批評しない】
人間の脳は否定形を理解できないと言います。たとえば「~してはダメ」や「~をしない様に」という否定系の指示より、「~する時にこう気を付けて」や「~をしましょう」という様に肯定系の指示をした方がすんなり理解できます。会話の中でも否定、批判、批評の3Hについてはなるべく避ける様にしましょう。特に否定については、最も慎重にしたいところです。もし、どうしても意見を求められたり、立場的に否定、批判、批評の意見を言わなくてはならない場合は、「私の意見なので参考にならないとおもいますが別の方法の方が良いのではないかと感じます。」等枕詞を付けて、表現も柔らかにして下さい。また、「他のご意見もお聞かせいただけますか?」等疑問でさりげなく自分の意見を言わない様な流れに変えるのも有効です。
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