第29回
旅先でのGenlteman的振る舞い方in旅館和室での心得・部屋の後始末
2012.08.28 [藤井 寛子]
旅館へ入ると、まず目に留まるのが、茶室や床の間など和風旅館ならではの造りや、しつらえなどです。そして、窓から見える日本庭園や池などもそれらに含まれます。
実は、それらをきちんと整えることは、宿側の宿泊者に対する「おもてなし」の一つであり、それらを観賞することは宿泊者側のマナーです。
この一種の芸術でもある「茶室」「庭」「客室」における何気ない振る舞いが、「不作法」にならないように気をつけましょう。
例えば、「床の間」「掛け軸」「生け花」「花瓶」「絵画」など、室内にある調度品に勝手に触ってはいけませんし、動かすことなどはもってのほかです。床の間に、携帯電話や鍵・バックなどを置くことも、不作法の一つです。
また最近は、キャスター付きのトランクを運び入れる方も多いようですが、庭や廊下でキャスターを転がすことはなるべく避けましょう。荷物は、宿の方に運んでいただく方がスマートです。
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