第3回
日本語教師デビューへの道 その1
2012.04.03 [村上 充]
先日、取材でベトナムのホーチミンとハノイに出かけてきました。二人乗りは当たり前、中には四人乗りで疾走するバイクの集団、屋台で買い物をしたり、食事をしたりする人々の熱気と喧騒がどこか懐かしく感じられる国でした。経済成長を続けるベトナムでは、日本企業の進出が盛んで、現地の日系の会社で働いたり、日本に留学したりするために、多くの若者たちが熱心に日本語を学んでいます。現地の日本語学校を見学してきましたが、全般的に、日本人と比べると童顔で背が低い学生が多く、先生の質問に、一斉に手が上がる授業風景は、なんだか、小学生のころを思い出しました。そんな、ベトナムやタイ、そして、中国などのアジア諸国には、定年退職後に日本語教師として第二の人生を楽しむ方が多くいらっしゃいます。
海外や国内の日本語学校で日本語を教えるためには、一般的に、日本語教師としての「資格」を満たしていることが条件となります。今回は、プロの日本語教師として活躍するための道筋をご紹介します。
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