第1回
ワインとは
2011.04.26 [蓮實 真知]
ワインは最も多くの地域で飲用されているアルコール飲料の1つであり、酒類の中でも歴史が深く、紀元前6000年頃作り始められたといわれています。また、それは、ヨーロッパではなく、メソポタミアだったそうです。
では、なぜ、そこでワインができたかというと、大昔、ブドウ畑で、収穫しなかったブドウが熟れ、実が落ち、発酵しアルコールを含んだ実を人類が口にしたところ、気分がよくなったことから飲料に発展していったのではないかという説があります。
その後、ギリシャやローマ帝国の支配権拡大とともにブドウが西欧各地に広まり、やがて、ワインは、キリスト教の儀式には欠かせない飲み物となったのです。16~18世紀のヨーロッパ宮廷文化では、美食と高品質なワインを求めワイン作りに拍車をかけました。この頃、お肉には赤ワイン、お魚には白ワインという考えができ、広まってきたとも言われています。
また、17世紀には、瓶が作られ、コルクも発見されたことから、保存ができるようになり、流通も盛んになっていきました。
現在、ワインの生産量はイタリア、フランス、スペインとヨーロッパの各国が上位に入っており、日本はまだまだ生産量としては極小です。ですが、近年では世界的にも認められるワインも作られるようになってきています。日本のワインやワイナリーについても後々、紹介していきます。
また、消費量に関しても上位に入っているのは、ヨーロッパの各国です。フランスでは1人当たり年間約55リットル、他ヨーロッパ各国も年間平均約45リットル近く消費しています。日本の年間平均はというと、約2.4リットルと、まだまだ少ないのです。
余談ですが、私は、飲みに行くと、ワインを2本近く空けてしまいます。週3回飲むとして、計算すると約216リットル!少なくとも日本人のワイン消費量に貢献していること間違いないと思われます…。
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