先日、訪れたバンコクまでの機内で、美味しいイタリアンがたくさんバンコク市内にあるという情報を得ました。それまでのバンコクステイで楽しみにしていたのは、もちろん、タイ料理だったので、とても驚きました。皆さんもご存じかもしれませんが、有名なところで言いますと、ヤムウンセン(春雨サラダ)、パッタイ(炒麺)、トムヤムクン(スープ)、プーパッポンカレー(蟹カレー)・・・など、まだまだ色々思い浮かびますが、たくさんの有名なメニューがありますので、それらを楽しみにしていました。先日も「ソンブーン」の蟹カレーを目的にしていたことも事実です。以前、ステイホテルの近くに「ソンブーン」があり、フライト後は、いつも同僚と行っていたので、私にとってバンコクと言えば・・・というメニューは、蟹カレーだったりします。ちなみに、蟹カレーを頼む際、何も言わないと、大きな蟹がドーンと乗って来るので、見た目は良いのですが、蟹の身をほぐさなければならず、食べるのに時間がかかりますし、手が汚れてしまいます。「without shell」と付け加えることを忘れずに!

さて、おすすめして頂いたイタリアンをいくつかご紹介いたします。まずは、日本人に人気のある、「リモンチェッロ(Limoncello)」です。ランチタイムには、パスタとピザの食べ放題もあるようで、カジュアルですが、美味しいと定評のあるお店だそうです。ちなみに、こちらは、次にご紹介する「ザノッティ」の姉妹店のピッツェリアです。

次は、タイ皇帝御用達のイタリアン「ザノッティ(Zanotti)」です。高級な外観で、個室もあり、本格的な伝統的イタリアンを頂けます。バーカウンターもあり、ワインをはじめ、様々なお酒が揃っています。店内も高級感漂うもので、少し奮発したディナーなんかにおすすめです。

次は、大使館御用達のイタリアン「ジャンニ(Gianni)」です。ベネチア出身のシェフが創り出すお料理が好評で、高級ビジネスランチにも使われるお店のようです。目にも美味しいお料理で、完成度が高いことが評価されているようです。

最後に、私が実際に行ったイタリアン「スパッソ(Spasso)」をご紹介いたします。こちらは、チットロム駅近くのグランドハイアット内にあるお店なのですが、バーも併設されており、生演奏もあり、規模は大きめです。ホテルの中という感じはあまりせず、店内は広々しています。ワインリストもきちんとワインが揃っていました。イタリアンだからといって、イタリアワインばかり置いてあるわけではありませんでしたが、バンコクとは思えない品揃えだったように記憶しています。
メニューを拝見し、「ブラータ(モッツァレラチーズのような製法で作り、中に生クリームを閉じ込めるフレッシュチーズ)」があったことに驚きました。伺うと、イタリアから直送しているとのこと。そのブラータ自体も美味しいのですが、シンプルに味付けされたサラダも絶品でした。

温前菜で頼んだ、フリットはおしゃれで、スープに至っては、感動でした。トリュフとシャンピニョンのスープは、香りからヤラれ、口に含んだ瞬間にノックアウトされました。まさか、あんなにクオリティの高いスープに、バンコクで出会えるなんて思ってもいなかったので、期待値が低かったのかもしれませんが、それにしても、素晴らしかった一品です。

その後、飲み続けたかった為、チーズをお願いすると、ポートワインまで薦めてくださり、最後まで、ディナーを楽しんだのでした。こちらのイタリアンは、ぜひ、また行きたい1件です。お客さまは、比較的、欧米人が多かったため、バンコクに居るとは思えない錯覚にさえ陥りました。お話しだけだと、バンコクでイタリアン?と少し疑問に思っていましたが、百聞は一見に如かず・・・ぜひ、皆さまもお気に入りを見つけてみてください!

先日は、バンコクで、少し時間がありましたので、アユタヤ遺跡群を回ることができました。1991年に世界遺産に登録され、有名になりましたが、今までのステイでは、1泊しかなかったこともあり、観光に行く時間はありませんでしたので、調べることもしませんでした。アユタヤ遺跡群とは、14～17世紀にかけて400年も続いた王朝で、1767年に、ビルマ(ミャンマー)の攻撃を受けて破壊され、消滅しました。現在は、王宮跡と寺院跡が残っていますが、仏像の多くは、首を切られていて、異様な風景でした。首から上が無い仏像は、写真に納める気にならなかったので、こちらのお写真は、あえて、形が残っているものにします。

遺跡群は、それぞれ離れていますので、車があると便利なようでした。近くでは、象に乗れる場所もあり、観光地として、とても栄えている地でした。
いつもは食べるかマッサージに行くかばかりのバンコクでしたが、少し、世界遺産に触れることができ、充実したステイになりました。