多くの方が海に対して、恩恵を感じることが多いはず。海の美しさ、癒し、エネルギー、海でのたくさんの思い出…。そんな愛する海だからこそ感謝の気持ちをもって私たちができることを行動に起こして恩返しがしたいですよね。

野外での環境教育に取り組む任意団体エコサーファー代表の堀直也さんは、ビーチマネーの活動を9年目にわたり継続されています。ビーチマネーという制度をご存知ですか?
堀さんは、いつまでも綺麗であって欲しい、そんな愛する海に恩返しをしたいという想いからビーチクリーンの活動を始めようと考えられています。

海のゴミ問題を含めた環境問題というのは、ただただ真面目にやっていても、広がり方に限界があると思っていたようです。どうせやるなら、楽しくて、オシャレで、カッコ良くて、皆が参加したくなるような、そんな仕組みが必要だと思い、ビーチマネー活動を始めらたようです。ビーチマネーは、2006年から海をきれいにしようという合言葉の下、湘南エリアで始まったビーチクリーン活動です。海に行ってゴミをひろい、その際に元々はガラスの欠片であったビーチグラスもさがして、それをビーチマネー加盟店に持っていくと、さまざまにサービスが受けられるというものです。

こちらは、海をきれいにするビーチグラスの地域通貨であるビーチマネー。
ひとつひとつが、ビーチで拾われたもので、とても美しく、自然界から生まれた宝石のようですね。

ビーチマネーの基本条件は、まず、海に行って遊ぶこと。そしてビーチクリーンをし、そしてビーチグラスを探す!ビーチグラスは、角がしっかりと取れているもの。直径が3cm以上あるもの。海でみつけたものが揃っていればOKとのこと。ビーチマネー加盟店は100店舗もあり、パン屋さんで割引をしてもらったり、水族館でポストカードと交換ができたり、ランチにジュースをサービスしてもらったりもできるそうです。