心と身体が健康になる自然派ライフ~ナチュベジ・ヘルスLife~

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第3回
ホリスティックな生き方で心身共に健康ライフを!!

“ホリスティック”とは、自分の限界や欠点など一見ネガティブに見える部分も含め、ありのままの自分をまるごと受けいれること。また、全体、バランス、調和を考えること。それが、“ホリスティック”なのです。

日々の生活の中で、このホリスティックな視点で考えることが今、とても大切であると思います。

例えば、病気にかかってしまった際に、薬を飲んで治らせるだけでは、根本的な治療とは言えません。現代の西洋医学は病気の一部だけ診て治療が行われることがいかにも当たり前になっています。それでは、根本的な治療には至っておらず、多くの方が錯覚に陥っています。病気になった自分を受け入れ、病気の原因を突き止めることが大切です。
本来の健康とは、“全体”に根ざしているものです。医学の父と呼ばれた古代ギリシャのヒポクラテスは、肉体と精神の繋がりを理解し、生命を統括的に捉え、自然の癒しを尊重していました。「病は自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれをサポートするものである」と述べています。病気を治すのは、医者でも薬でもなく、自分自身であるということなのです。

私は、肩こり、腰痛、冷え性にずっと悩まされ続け、ありとあらゆる治療を試してきました。
でも、肩こりの場合、肩だけにしか視点が入っておらず、肩だけの治療をしようとしていました。しかし、ホリスティックな考え方、つまり、全体、バランスを考えると、肩だけではなく、身体全体の治療を行い、自然治癒力を高める必要がある事に気がつきました。

重要になるのは、ケアの中でも食事のバランスです。私は、基本的に、玄米、穀物、海藻、野菜が中心のマクロビオティックの食事を摂るように心がけています。
マクロビオティックには陰陽の法則があり、身体を温める作用が多い陽性の食材、また身体を冷やす作用が多い陰性の食材があります。
ホリスティックな視点で食を見直した時に、今までずっと陰性の食材を多く摂っていたことに気がつきました。
陰陽の考え方は、西洋の医学では重要視しておらず、東洋医学独特なものです。
陰性食材の例:砂糖、南国系フルーツ、じゃがいもなど。
陽性食材の例:味噌、納豆、梅干し、塩、発酵食品など。
中庸のバランスいい食材として玄米が栄養面も豊富で適しているので、パン食から玄米食をメインに変えました。
また、飲み物も、冷たいものではなく、暖かい飲み物をいただくようにしています。
今の季節は、白湯、甘酒、ホットスムージーなどがお勧めです。
外食でも、意識して温かい飲みものをオーダーしたり、メニュー選びも野菜、穀物を中心としたものを意識するとバランスのいい食事を摂取できますね。
お酒は、発酵飲料の日本酒、ワインがおすすめです。私も時々美味しくいただいております。お風呂に日本酒を入れた、日本酒風呂もお勧めです。発酵の香り高さと、発酵力によりお肌がツルツルになりますよ。日本の伝統食品はやはり日本人の身体に合っているので大変素晴らしいですね。

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