最近は“オーガニック”という言葉をよく聞くことが多いですね。

なぜ、オーガニックが注目されているのか、またオーガニックとは?と聞かれた時に皆さんはどのように答えるでしょうか?

地球保全の取り組み、自然の生き物を大切にするというエコロジー的発想、健康に良さそうというイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。

“オーガニックの本質を知ること・それを伝えていく”ということは、単なる農法だけではなく、これからも、孫もそのまた孫の世代もずっと健康で豊かに生きていくための生き方の選択です。自分たちだけではなく、地球規模で考えていかないといけないとても大切なことです。そして、ひとりひとりの選択、行動がとても大切です。

現代の人々の生活はどんどん便利になり、デジタル化が進み、豊かな生活を送られるようになりました。
一方で、地球や自然にかなりの負担をかけてきたことも事実です。

今の私たちの生活は一見豊かに見える反面、これまでにはなかった様々な厄災が多く起きてしまっています。また、生活習慣病をはじめ、病気にかかる人たちが急激に増え続けているのも現代の問題です。
この問題の要因は、私たち人間の目先の利益や利便性を求める欲望から生まれてしまいました。

戦前はその土地土地の作物をいただき、自然に寄り添った形で食事をしていました。しかし、利益や利便性ばかりを求め続け、化学肥料で土や水を汚し、農薬で虫や鳥や魚や微生物の命を奪うという今日の農業は、自然界と上手に付き合うことで成り立ってきた本来の農業とはまったく別物になってしまいました。
そして、資源がなくなり、汚染が極限に達したところで、人類の生存、ましてや地球の存在にまで終止符を迎える危険性が起きてしまっています。

環境・資源問題と向き合い、持続可能な環境と健康な生活を守るために何が出来るかを考えて行動しようというライフスタイルが“オーガニック”の本質なんです。
もっとグローバル視点で意識を変えて行動しないといけません。