『ものづくり』からできること

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第7回
矢印の先には、私たちの未来がある

「矢印の形とは」と問われれば、私は「くさびに帯がついたもの」と答えます。
では、何故くさびに帯をつけるのでしょうか?
くさびは三角形、詳しくは、先のとがった二等辺三角形です。(時おり、鈍角もありますが。)
この二等辺三角形のサインには、「方向」が示されていることを直感的に受けるようにできています。
これに帯をつけることにより、「AからB」というような、2者間のつながりを表示できるのです。使う用途により、距離、比較、変化、動きなど「帯」を付けただけで多彩な意味をもちます。ちなみに、そのサインが「the arrow(s)=矢印」です。

通常、私たちが目にする形は

こんな感じでしょうか。

もしくは、これを簡易的に線で表したのが下記の形です。

もちろん、この帯は直線だけでなく、自由曲線などをもつものも存在します。
これらの矢印は私たちの生活する中で最も目にするサインの1つではないでしょうか。

このサインには、相対的に「時間」が存在していることがあげられます。
矢印の「さき」は「未来」、「あと」は「現在または、過去」という“時間の推移”を意味します。

矢印の指す方向や角度が変わっても、その意味は変わりません。

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