第8回
干支で見る人間関係の法則
2012.01.24 [田中 道明]
年が明けたと思ったら、あっという間に1月も下旬。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて、今年の干支(えと)はたつ年。今回は、干支で見る人間関係の法則についてお話しましょう。
私たちは昔から、干支の動物で年を数えます。少し前までは、月や日、また時間も干支の動物で表していました。今でも「酉の市(とりのいち)」や「丑三つ時(うしみつどき)」などの言葉が残っていますし、「正午(うまの時刻)」という言葉は今も使われていますね。
東洋の占星術では、干支の12種類の動物にいくつかの特別な関係性があると考えます。このことはあまり知られていませんが、とても役に立つ法則なのです。
私たちは、生まれた年によって12種類の動物のいずれかに属していますね。例えば、私は昭和47年生まれなので、ねずみ年です。
そしてそれぞれの動物に、特別な関係にある動物が1種類、敵対関係にある動物が1種類、同盟関係にある動物が2種類存在します。この動物の関係を意識すると、特に人間関係を築く上でとても役に立ちます。
図(干支のサークル)
上の図は、干支の12種類の動物を円状に並べたものです。外側の円は「同盟関係」の動物を、内側の円は「特別な友」の動物を、色別で表しています。
表にするとこうなります。
干支が良好な関係にある人同士は、実際の価値観や行動パターンなどもお互いに理解しやすく、逆に干支が敵対関係にある人とは、お互いに理解が難しいということになります。
例えば、うま年の人は、ひつじ年の人が強力なパートナーとなりやすく、ねずみ年の人とは価値観を理解し合うのが難しい。また、いぬ年やとら年の人とは理解や協力が得られやすく、彼らと手を組めば物事を進めるのがスムーズになるという具合です。
つまりこれを、仕事や日常の人間関係を築く上で役立てると良いのです。
例えば、難しいプロジェクトでは、干支の相性が良い人同士を組ませるとか、敵対関係にある干支の人には、説明に十分な時間をかけたり、一つ一つ確認をとりながら話をすすめるようにしたりといった具合です。
シンプルな法則のようですが、実際に従ってみると、大きな効果を発揮します。
またこの法則は、人だけでなく、その年の干支にも影響します。つまり今年はたつ年ですから、ねずみ年やさる年の人にとっては円滑に物事が進む年であり、とり年の人にとっては特別な助けが得られる年となり、いぬ年の人には向かい風が吹く年となるので注意が必要といえます。
2012年は、多くの人にとって新しい人間関係を構築する年になりそうです。
この簡単な干支の法則を活用し、良好な人間関係を築いてください。
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