第24回
金運アップを招く「赤い財布」
2012.12.11 [田中 道明]
財布は、お金を直接入れて毎日持ち歩くものですから、風水に興味の無い方でも、財布と金運の関連性を想像しやすいのではないかと思います。実際に、日ごろ私の助言に耳を傾けないおじさん連中も、財布を買うときだけは「おすすめは?」と聞いてくるほどです。
財布と金運に密接な関係があることは事実で、ほんの少しポイントを知っておくだけで金運をコントロールできます。
もちろん、貨幣経済の歴史は長いですから、財布の風水についてもたくさんの説があり、ここですべてを語れるわけではありません。しかし、非常に重要なポイントをお話しますので、新しい財布を買うときは、ぜひお役立てください。
赤い財布は紙幣を燃やす?
日本で金運を上げる財布といえば、黄色い長財布を思い浮かべる人が多いと思います。私は持っていませんが、縁起を大事にする人が黄色い長財布を持っている確率はかなり高いのではないでしょうか。
私は今から10年前、リリアンに質問をしたことがありました。「黄色い財布ってどう思いますか?」と。
回答はこうでした。「悪くはありません。黄色は陽の色であり、五行では土をあらわす色で、土は金をつくる要素だからね」
そのとき、実際にリリアンがどんな財布を使っているのか見せてもらったのですが、それは驚きました。
表面は赤くて光沢があり、内張りが金色の、シャネルの財布でした。
(現在、彼女は自社開発した財布を使っていますが、当時は自社商品がなかったのです)
そこで、私は質問しました。「日本では、赤い財布は『火が紙幣を燃やす』といわれ、縁起が悪いとされています」
でも、リリアンはこう答えてくれました。「赤は元気を与えてくれる陽の色で、黄色よりもそのレベルが高く、お金の入れ物である財布にふさわしい色です。燃えるような元気を、あなたのお金に与えてくれるんですよ」
そして、こう続けました。「内張りの金色は、お金そのものをあらわしていて、中にお金があるという象徴的な意味を持つので、私は内張りも重視しています」と。
さらに付け加え、「赤と金は、とても縁起が良い組み合わせなのです。赤(火)が金を溶かし、金が液状(水)になる、これこそがMONEYなのです」と教えてくれました。
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