第28回
五月病で心が折れそうになったときの対処法
2013.04.23 [田中 道明]
五月病という名前は誰がつけたのでしょうか?
医療者は「そんな病気はない」と言いますが、実際は連休が明けると、ほとんどの人が五月病を意識します。
症状が軽いか重いかは別にして、五月病は会社や学校、また家庭と、町中にあふれます。
私自身も会社員時代、連休明けにどうしても会社に足が向かず、遅刻し、欠勤し、辞表まで書いたことがありました。
連絡せずに休んでしまい、その後会社に行くのがこわくなり、仮病で医者に行き、何でもいいから診断書を書いてくれと泣いて頼んだこともありました。
そのときの私には、話を聞いてくれる上司がいたので幸いでしたが、上司や部下の存在が五月病の原因ということも多いようです。
会社だけでなく、学校に通う子どもも同じように五月病があります。
4月に新生活を始めた人がなりやすいといわれますが、4月のテンションが保てなくなる5月は、誰でも五月病になりうると思います。
主婦も家族の新生活が一段落したときに五月病になることがあるでしょうし、親の介護をしている人もなるでしょうし、本当に私たち皆、五月病になる可能性があるのです。
誰も頼れないとき、五月病がひどくなる前に対処するための「心の風水術」について今日はお話しします。これは私自身も日々やっている簡単なおまじないのようなことです。
風水をはじめたころ、まだ若く、心が動きやすかった私にリリアン・トゥーが教えてくれました。心の風水は五月病を自力で解決するための助けとなるはずです。
五月病は心の病なので薬を飲むのに抵抗がある人もいるでしょうし、上司や同僚、家族の助けがあっても一人で問題に対処しなければならない人も多いと思います。
そんな方はぜひ、やってみてください。
風水はあなたの助けになります。
まずは心の声を聞くところからはじめましょう。
●がんばり過ぎている人
4月に周りの期待に応えようと、はりきって、背伸びして、後戻りできないところまできて、失敗したら周りが失望して、逆に嫌われるのではないかと考えている人。
また、以前の自分とのギャップに不安や苦しみを感じている人は、心の深い部分にアクセスすると良いです。
心の深みにアクセス
お風呂から上がり、きれいな寝る前の状態で、布団の上に座り、目を閉じ、雑念を払い、深呼吸し、心の深いところに意識を向けていきます。
何も考えないで良いです。ただそれだけです。
すると、あなたの中の「気」が大きくなるので、不安が消え、前向きな力が再びわいてきます。
一時的にでもできたことは、背伸びではなく、あなたの能力なのです。
自分の中の「気」を大きくし、やればできる自分の成長を受け入れてください。
力量オーバーと感じたときは、能力不足ではなく、自信不足なのです。
自分を信じてください。
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