第30回
鏡と風水
2013.06.25 [田中 道明]
白雪姫、ハリーポッター、魔法使いサリー…。
鏡は、多くの物語や伝説の中で魔界や霊界とつながる入口として登場します。ですから、鏡をどこに飾るかについて私たちも慎重になります。
日本にも世界にも鏡に関する縁起話はたくさんありますが、ここでは風水の観点から鏡の飾り方をお話します。
リリアン・トゥーの本の中でも鏡に関する記述はいくつもありますし、私自身も風水を実践する中で色々な鏡を色々な場所に飾ることでどんなことが起こるかを観察してきました。鏡を飾ると幸運が倍増することもあり、不運を倍増することもあるということを実際に経験してきましたので、今日はどこに・どのように鏡を飾るのが良いのか、はっきり示したいと思います。
■不運の原因を映すのはNG
不運を象徴するものを鏡で映すと不運が倍増します。
・古新聞
・トイレ
・ゴミ箱
・排水口
・未清算で支払いが苦しい請求書
などのようなものは鏡に映さないようにしましょう。
トイレやゴミ箱は、風水でなるべく隠しておいた方が良いものですので、鏡に映さないようにすることが正解です。
古新聞は、家族がいつまでも過去に生きることを象徴します。
今あなたの鏡に映っているものに不運を招くものはないか、チェックしてみると良いでしょう。
窓の外の景色を鏡が映しこんでいる場合、その中に不運の原因となるものがないかどうかも確認してください。
電柱や鋭い看板の角などが映っている場合はカーテンを閉め、不運の原因となる景色を遮るようにしてください。
青空やきれいな景色が映っているなら良い風水です。
これは、家でも会社でもお店でも、どこでも同じ最も基本的な考え方です。
■倍増させたいものを映す
香港やシンガポールで買い物をしていると、お店にある鏡がとても効果的に使われていることに感心します。小売店やレストランといった来店型ビジネスを繁盛させるために、鏡は非常に効果を発揮します。
鏡がレジを映すことは売上が倍増することを象徴しますし、来店したお客を鏡が映すことも来客数が倍増する象徴となります。
家では、食卓の横に壁掛けの鏡があると風水の恩恵に恵まれるといわれています。食べ物を鏡で映すことは、家族の豊かさを倍増させるのです。
これは簡単ですが、とても効果的な風水です。しかし、鏡に映る台所のコンロの火は、火事の危険を象徴するので、映さない方が良いです。
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