第1回
イブキジャコウソウの楽しみ方
2011.10.25 [西原 升麻]
このところ日本はつらい目にあっていますね、地震、不景気、大雨とストレスが溜まりっぱなしです。でも、こんなときこそ、楽しむことを実行に移してストレスを発散しましょう!
日本は何かというと自粛という控えめな行動になってしまいますが、なにもどんちゃん騒ぎをしなくてもいいのです。いつもの様に普通に楽しむための行動をすればストレスも解消できるし、経済も活発になり、なにより皆元気に明るくなれます。
そういうことで、ここでは山野草の楽しみ方を紹介していきたいと思います。山野草というと山野草愛好家の展示発表会や登山者が険しい山に登って巡り合うなどのイメージが浮かんで難しいことの様にみえますが、意外に簡単に楽しめます。私のような完全素人でも楽しむ事に関しては専門家です、なんせ30年以上も楽しめているからです。
楽しみ方にもいろいろあります。私の楽しみ方は雑多ですが飽きることなく、見て楽しむ他に、撮る、感じる、知る、調べる、育てる、etc。それは、今後紹介していきたいと思います。
さて、みなさんは、イブキジャコウソウという花をご存じでしょうか?とても可愛い花です、歩いて通り過ぎるだけでは気が付きません。足下の岩場付近にへばりつくように生えていて、上から見ているだけではただの葉っぱにしか見えません。
これがイブキジャコウソウです。匂うのは葉っぱで、触れたりもんだりすると匂います
この花を探す時はしゃがんでみましょう。とたんに小さなピンクの花が目にはっきりと映ってきます。この美しさは立っていたのでは味わえません。しゃがんでみたら、葉っぱを指でつまんでみてください。なんとも良い芳香を感じることができます。この良い匂いがジャコウソウ=麝香草という名前の由来になっています。
麝香といっても麝香の匂いがするわけではありません。ここでは匂いが強いことを麝香で表しているのです。匂いはテレビを見ていても楽しめません。その場に行った者のみが味わえる、外へ出かけた場合の特権です。
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