ライターHの“デジモノ”放談

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第24回
MNP契約で高額割引を狙う! 今時のスマートフォン購入方法

最近ますます、「どうすれば、安くスマートフォンを購入できますか?」という質問を頂くようになった。携帯電話売り場のほとんどをスマートフォンが占めるようになり、買い替える端末として選ばざるを得ない状況になっているためだろう。

以前のコラムでは、携帯電話からスマートフォンに乗り換えると、月額料金が高くなる……という話を書いた。だが、最近は従来の携帯電話よりも安く、スマートフォンを運用できる方法も現れている。キーワードとなるのは、「MNP契約」だ。電話番号を変えずに、他の携帯電話に乗り換える「ナンバーポータビリティ」制度(MNP)を利用する方法である。

MNP契約でスマートフォンを購入すると、なぜ通信料金が安くなるのか? 理由はスマートフォンの販売競争が激化しているため。特にNTTドコモはユーザーの獲得に必死で、MNP契約によりソフトバンクモバイルやauから乗り換えると、月額料金の割引額を増やすなどの取り組みを実施している。

実際、どのくらいお得なのか? 一例を挙げよう。5月末の話になるが、約2年使い続けたiPhone 4(ソフトバンク)に別れを告げ、MNP契約でNTTドコモのAndroid端末を購入した。数ある端末の中から「Galaxy Note SC-05D」を選んだのは、その時点でMNP契約すると、月額4410円の割引(月々サポート)を得られたからだ(7月中旬時点の割引額は月額3255円、MNP契約時)。

Galaxy Noteを選んだ理由は、この大きな割引額にある。何しろ、高額なパケット代金や基本通話料金を支払っても、2年間は月額4410円の割引が適用され、支払額は月額1700~2700円程度で済むのだ。さらに以前紹介したSIMフリー版iPhone 4Sを持っているため、Galaxy Noteを使わずに転売し、手に入れたNTTドコモのSIMカードをSIMフリー版iPhoneに挿して使えばいいと考えた。

筆者が5月末に購入したAndroid端末、NTTドコモの「Galaxy Note SC-05D」(サムスン電子)。ソフトバンクのiPhone 4(左側)から、ナンバーポータビリティ制度(MNP契約)を使って乗り換えた

決して推奨はしないが契約したSIMカードは、NTTドコモの他の端末、もしくはSIMフリー版の端末に挿せば使えてしまう。このため割引額の大きなSIMカードを目当てに、MNP契約をする人もいる

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