フロム・ナウ流 有料老人ホームガイド

バックナンバー

第23回
多摩川の四季と暮らせる老舗ホーム「シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘」

食事は主任ヘルパーが、厨房(ちゅうぼう)と介護を綿密につなげる

シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘

今回は、多摩市にある介護付き有料老人ホーム「シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘」をご紹介します。
最寄駅の聖蹟桜ヶ丘(せいせきさくらがおか)は、新宿より京王線特急で4駅目、約25分で到着します。同ホームまでは、駅から約400メートル、徒歩約5分というなかなかの好立地。加えて多摩川が近いので、日々の散歩から夏の花火大会まで四季を感じながら過ごせるのが魅力です。

こちらのホームは、25年の歴史があるのですが、建物はメンテナンスがしっかりされており、古さを感じさせません。また、スタッフは10年以上務めている方も多く、安心できます。

1997年に介護保険法が施行されて以来、老人ホーム的な施設はどんどん増えているにもかかわらず、行政の消費者保護はあまり頼りにならないので、「どこを見て選んだらいいのか?」と、迷ってしまいますよね。
医療体制や共用施設の充実度、食事のおいしさもさることながら、それ以上に大切なのは「住み続けられる安心があること」ではないでしょうか。
その点、シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘の運営会社である太平洋シルバーサービスは、介護保険法ができるずっと前から高齢者サービス業一筋で、安定感があると思います。

ホームのスタッフは、
「特別なことでなく、ごくあたりまえのことをさせていただいています」と言っていましたが、よくよくつっこんで聞いてみると、食事にしても、イベントのサービスにしても、経験プラス日々の工夫をしっかり積み重ねており、老舗らしい強みを感じます。

たとえば食事。
一般的なホームの食事は、調理師と栄養士のコラボレーションで提供されており、見学の際に説明してくれるのは大概、調理師さんです。
でも、このホームでは、
「食事の提供には、調理師・栄養士としてのノウハウに加え、医療的な配慮と介護と両方の連携も必要」ということで、責任者になっているヘルパー主任が話をしてくれました。
入居者のお薬のこと、その日の体調等々、細かいことがわかるのは介護スタッフですから、厨房と介護の両方を綿密につなげる立場の人がいるというのは、とてもよいこと。
このことからだけでも、シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘の介護に対する姿勢が見えてくるような気がします。

食事の基本は次の通り。(次のページへ)

コメント