「足りないもの」から
↓
「満たされていたもの」は何かと思考を変えてみる

するとどうでしょう?
先程のMさんは言いました。
「授雲さん、何だか心が軽くなりました。そうですね。私は今までも人に助けられて生きてきました。余りくよくよせずに行員の方々に分からないことは積極的に聞いたり、コンビニの店主に明るい挨拶をしたりしながら地域に溶け込んでいきたいと思います。今思えば、私は見栄を張って初めての支店長になったので自分がどこかで行員に対して威張った態度でしていたかもしれません。頑張ります!」
授雲:「社会人の基礎とは、相手と自分の環境の違い、立場の違いを理解する事です。他人は肩書きに頭を下げるものです。ですから今は新米支店長であっても肩書き通り支店長になる器や態度や行動が自然に身に付くものなのです。Mさんのそのバイタリティーと勇気は必ず実るのですから、自分の仕方で頑張ってくださいね。」
その後、Mさんは支店の前に花壇を作ったそうです。花に水をさしてあげる時も、花が咲いた時もお客様が「綺麗に咲きましたね」「私の家の花も咲きましたよ」…と声をかけて下さるそうです。すると、顧客数も増えて来たようです。気さくさは明るさを生むのです。皆様と会話する微笑ましい光景が目に浮かぶようですね。普段あなたが当たり前だと思っていることを「ありがたい」という言葉で感謝に気づくことが大切なのです。
さぁ、いかがでしたか。あなたの近くに「幸せの種」があるはずです。その種に水を与えるときっと素敵な花が咲くことでしょう。
では、次回をお楽しみにしてくださいね。
一歩、一歩。