【TUTORICA】授雲の心理カウンセリング

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第6回
心の扉が開く瞬間①自信0からの一歩

人と人とがつながり結びつく為には、相手を理解する事が大事だと誰もが知っています。
しかし、自分と相手は違うのです。

先日、過去のトラウマから自信を失い対人関係に悩むTさん39歳女性が、コミュニケーションスキルアップオンライン学習を受講されました。その内容も織り交ぜながらお話ししましょう。

さて、あなたはこのような経験はありませんか?

  1. 初対面の人と会うのを恐れてしまう。
  2. 初めての経験を恐れてしまう。
  3. 失敗した翌日、明日も嫌な事があると思い込んで会社に行くのが苦痛である。
  4. 今日嫌な失敗をしたから明日もそうなると思い込む。

これはほんの一部ですが、中には、体の緊張や震えで日常生活もままならない方もいらっしゃいます。
このような悩みは、特に女性に多く、男性の約2倍にも及ぶと言われています。また、20代~30代が苦痛やトラブルを強く感じやすいといわれているのも事実です。

授雲 : 「Tさんは幼い頃から神経質だったり、小さな事にこだわったりするのではないですか?」

T : 「はい、私は3歳の時に頃保育園に預けられました。すぐに泣く子供だったらしいです。また、小学3年生の時にクラスメイトから言葉によるいじめを受けました。今でもその時に瞬間移動できるくらい鮮明に思いだします。」

授雲 : 「かわいそうに。辛かったのですね。実は、10人に2人が過去の辛い思い出に悩むのですよ。今日はあなたの心の恐怖が1ミリでも前に進むように学習しましょう。
Tさん、過去の辛い思い出に少しだけ触れて良いですか?あなたは、人と接したくないわけではありませんよね。きっと、接したいけど恐怖が大きくなって接する事が出来ないだけですよね。」

T : 「授雲先生、わかってくれて嬉しいです。そうなんです。人間が嫌いなわけでは決してなくて。
小学3年生の時の事です。給食が時間内に食べられなくて、担任の先生から食べ終わるまで頑張るように言われました。しかし、食は進まずにいました。
そこに、クラスで一番ふざける2人組が私に近づき、じっと見て「いつまで食べてんの。ばーか。」と言われ笑われてしまったのです。近くに仲の良い友達もいたのですが助けてくれませんでした。それ以来、給食時間が恐怖に変わったのです。学校が嫌いになったのです。今でもランチに行く事があっても、会社の同僚と一緒にご飯を食べる行為は未だに抵抗があります。」

授雲 : 「なるほど、神経質で真面目なあなたなら嫌な経験でしたね。きっとそれ以来、Tさんのことを変に思っているとか、Tさんに向けられる視線が不愉快にさせているに違いない等と思い込むようになったのでしょうね。その消極的な思い込みが心に扉に鍵をかけているのです。簡単には自信が身につくはずはありません。しかし、今から1ミリでも一歩でも進みましょう!今からでも大丈夫です。」

【過去のトラウマを断ち切る作業】

  1. あなたの長所をあるだけ沢山紙に書いてみる。
  2. あなたが今まで経験した中で忘れられない嬉しかった出来事を書く。
  3. あなたの人生の中で叶った出来事を書く。

少しずつ自分の良いところや好きな所を再確認すると、性格の「良い所」に自信を見出すものなのです。

T : 「授雲先生、今言われた事なら私でも出来ると思います。良い箇所を書いて自分自身を好きになって自信を持てば私も変われると...。」

授雲 : 「そうです!その通りです。まずは今から始めましょう!マイナスの心があった事でプラスの心が芽生えてくるのです。大丈夫!」

人生には良い事、悪い事様々なことが沢山あるものです。
何度でも夢を希望に変えられるあなたなら願いは必ず叶うのです。
人生が思いのまま、輝くのです。
皆様の幸せを祈っております。
では、次回をお楽しみにしてくださいね。
一歩、一歩。

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