エイジレスライフを送る世代においてもTwitter、SNS、ブログなどのソーシャル・メディアの利用は着実に浸透しつつある。今回は、どのようなソーシャル・メディアをどのような目的で利用しているのかについて考えてみよう。

どのようなソーシャル・メディアを利用しているのか

情報通信白書2011では世代層別にどのようなソーシャル・メディアを利用しているかについて調査している(図1)。全般的な傾向として世代間の違いはそれほど大きくないことが見て取れる。特徴としては、若年層におけるSNSの利用率が他世代層よりも高いのに対して、同じSNSでも地域SNSでは高年層の利用率が高い傾向にある。ブログやTwitterの利用率は世代間に有意な差は見られない。ミニブログは、Twitterが別分類されていることから、Twitter以外のつぶやきブログ(マイクロブログ:Amebaなう、はてなハイクなど)を指しているとみられ、若年層の利用率が相対的に高い。

出典:平成23年版 情報通信白書

ここで示されているのは、ソーシャル・メディアを利用しているオンライン消費者における各種ソーシャル・メディアの利用率であるため、全人口およびインターネット・ユーザー全体における比率ではない点に注意しなければならないが、同調査ではインターネット・ユーザーの約半数がソーシャル・メディアを利用していると述べていることからSNSやブログはすでに世代を超えて幅広く利用されているといってよいだろう。