前回ネットショッピングについて取り上げたが、もう1つの有効な活用法としてオンライン・ギフトをあげておきたい。エイジレスライフ世代にとって、お中元・お歳暮だけでなく、お祝い、田舎に暮らす両親へのプレゼントなど、贈り物の機会は多いが、オンライン・ギフトもなかなか捨てたものではない。

ネットショップ愛用術

筆者自身、ネットショッピングの愛用者であり、お気に入りのネットショッピング・モールで昨年一年間の購買履歴を調べてみたら約70回の買い物をしていた。買った商品のジャンルは多岐にわたる。最も多かったのは書籍だが、映画のDVD、ビールや食品、デジカメ、パソコンの周辺機器や消耗品、日用雑貨、スポーツ用品、パーティーグッズと取りとめない。便利な都心にいるのだから店舗で購入できるものも多いのだが、同じ商品でもより安い価格のものを探したり、ポイント割増還元セールを狙ったりという楽しみもある。筆者の場合、家を留守にすることが多いため、送付先を会社あてにする場合もあるが、これはとても便利だ。

以前に愛用していたブランド物のビジネスバッグは百貨店で買ったものだったが、ファスナー部分が壊れたため買い換えようと思っていろいろと探してはみたものの、やはりこれまで使っていたものが一番気に入っていることに気づき、まったく同じ商品をネットで買うことにした。このように、すでに機能、性能、寸法などの仕様がわかっているものはネットで買うのに適している。お気に入りの食品・飲料やプリンター・インクのように同じものを日常的に買う場合も、購入履歴から商品を選択することができるので手間が省ける。

また、商品を探索している際に、気になる商品を偶然見つけた時は「お気に入り」に登録しておくことにしている。店頭でこのような商品を見つけた場合は、次にこの店に来た時はもうこの商品はないかもしれないと思い、ついついその場で買ってしまうのだが、ネットの場合はそうした買い逃しはめったにないので衝動買いを抑制することができる。購入すべきか迷った時は、実際に購入した人が書いたレビューやコメントを参照することもできる。最近では、買おうとしている商品を、家族や友人にメールで知らせて相談することができたり、買った商品をツイッターやFacebookで紹介できるなどの便利機能が付加されたEコマースサイトが増えている。