第32回
ネットスーパー活用術
2012.09.04 [内山 悟志]
ネットスーパーの賢い選び方・使い方
ネットスーパーの魅力は何といっても24時間いつでも注文でき、自宅の玄関先まで配達してくれる利便性だ。お米、洗剤、飲料といった重い荷物を運ばなくて済むのはとりわけ嬉しい。また、商品の品揃えについても、生鮮食品から調味料、飲料、お惣菜といった食料品に加えて、日用雑貨、ペット用品、園芸用品、育児・介護用品、文具、肌着など非常に豊富で、まさにネット上のスーパーといえるほどだ。あちこちの店舗(ネット店舗を含む)を見て回らなくても、1つのネットスーパーでほとんどのものが手に入るワンストップショッピングが可能となる。たとえば、自宅でホームパーティーをやろう思ったら、お酒やジュースといった飲料だけでなく、おつまみやオードブルセット、紙コップや割り箸などの雑貨品も一度に注文することができる。
商品の値段は、大手スーパー系なら実店舗とおおむね変わりなく、特売品なども販売されている。支払い方法は、クレジットカードまたは代引き支払いが主流となっている。店舗や条件によっては、代引き支払いの際に手数料が発生する場合があるため、確認が必要となる。また、気になる配送料だが、ほとんどのネットスーパーが一定額以上購入の場合は送料の割引または無料のサービスを行っている。送料無料の条件や割引率は、ネットスーパーごとに設定されており、配送地域などによっても金額が異なる場合があるため、いくつかの中から自分にとって好条件となるネットスーパーを選ぶことをお勧めする。
注意したい点としては、キャンセル、返品、留守の際の再配達といった例外時への対応の違いだ。注文の取り消しを受け付ける期限は、配達当日の締め切り時間までや配達4日前までなどネットスーパーによって大きく異なる点に注意されたい。商品に破損・汚損などあった場合や注文と違う商品が届いた場合は、返品を受け付けているが、返品の条件や手続きの手間は店舗によって異なる。
配達当日に急な用事で留守をする場合もあろう。そのような場合は、不在連絡票を入れ再配達を受けるのが一般的だが、当日中の再配達ができない場合は、注文がキャンセルされたものとして持ち帰る場合もあるため、配達の時間指定を利用するなどして、できる限り受け取れるようにしたい。
実店舗に足を運んで実際に商品を見ながら選んで買い物をする楽しみもあるだろう。一方で、選ぶまでもなくいつも同じ銘柄の商品を買ったり、買いだめができたり、定期的に同じ商品を買ったりする場合は、ネットスーパーで時間の節約をするというのも1つの考えではないだろうか。
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