内山悟志の骨太エイジレスライフのすすめ

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第40回
カーシェアリングの利便性

レンタカーとカーシェアの利便性の比較

レンタカーとカーシェアリングを利便性という観点から比べてみよう。
まずは、借りる場所についてだが、レンタカーは営業所が駅前や空港付近などに設置されていることが多く、他の交通機関との連携性高い。旅先の主要駅や空港まで電車や飛行機で行き、その先でレンタカーを借りるという使い方に向いている。一方、カーシェアのステーションは、住宅地や繁華街の駐車場に多く設置されており、自宅から徒歩でいくことができる利便性をメリットと感じる人も多いだろう。
貸出し・返却の手軽さという点ではカーシェアリングが勝っている。個人的な感覚だが、レンタカーを借りる時、車の回りを一周まわって傷を確認する作業があまり好きではない。カーシェアリングの場合は基本的に無人対応で、会員カードを自動車にかざすだけで貸出し・返却を行うことができる。また、レンタカーは基本的にガソリンを満タンにして返却しなければならないが、カーシェアリングでは、ガソリンが残り少ない場合以外は、給油する必要がないというもの快適だ。

一方、車種の選択肢という点ではレンタカーが圧倒的に優位といえる。カーシェアリングの場合は、基本的に1つのカーステーションに1台のみが設置されており、コンパクトカーが中心であるため車種の選択肢の幅が狭い。大勢で出かけたり、大きな荷物を運搬したりしなければならない場面では、RV車やワゴン車など多様な車種を取り揃えているレンタカーを選ぶこととなろう。
それぞれのメリットとデメリットを図1にまとめたが、それぞれに一長一短といえる。自分の自動車に対する活用シーンを想像し、それに適合した選択をすることで快適なカーライフをおくりたいものだ。

図1.カーシェアリングとレンタカーのメリット/デメリット

カーシェアリング レンタカー
メリット ・10分~15分単位といった細かな時間設定ができるため、短時間利用の場合割安となる
・貸出し手続きが簡単である(基本的に無人対応で、会員カードを自動車にかざすだけで利用できる)
・ガソリンが残り少ない場合以外は、給油する必要がない
・会員登録などの必要がなく、どのレンタカー事業者のサービスも気軽に利用できる(ただし、会員登録をすると割引サービスが得られる場合がある)
・軽自動車からRV車、ワゴン車など多岐にわたる車種から選ぶことができる
・駅や空港など交通の拠点から便利なとところに営業所がある
デメリット ・事前に会員登録をして、会員証(認証カード)を入手しておく必要がある。そのため、通常1つのカーシェアリング事業者のサービスしか受けられない
・毎月の基本料金として固定費が徴収される(ただし、固定費ゼロの料金プランを用意している事業者もある)
・コンパクトカーが中心で、車種の選択の幅が狭い(基本的に1つのカーステーションに1台のみ)
・概ね6時間からという時間設定となっているため、短時間利用だと割高となる
・利用の都度、貸出し手続きを行う必要がある(車体の傷のチェックなど、ある程度時間を要する)
・通常は、ガソリンを満タンに給油してから返却しなければならない

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