第44回
お掃除ロボットで楽々クリーンライフ
2013.03.12 [内山 悟志]
画期的な家事の助っ人として登場した家庭用お掃除ロボットは、現在では国産勢の参入も活発化し、製品の多様化と高機能化が進んだことで一般家庭における普及率も高まった。今回は、お掃除ロボットの使い心地を紹介する。
お掃除ロボットって便利なの?
日本におけるお掃除ロボットの火付け役といえるiRobot社の「ルンバ」は2002年に米国で、2004年に日本での販売が開始された。当初は日本の住宅事情に合わないなどと否定的な見方も強く初年度は1,500台という低調な販売台数にとどまった。2008年頃からテレビショッピングでの宣伝やネットでの評判で注目を集めるようになり2009年度には年間6万5千台に伸び、2012年には累計販売台数は60万台に達している。2010年以降は東芝やシャープなどの大手国産メーカーも参入し、今や、新規に販売される家庭用掃除機の10台に1台がロボット掃除機だといわれている。実は筆者もお掃除ロボットのヘビーユーザーの一人だ。最初に手にしたのは2009年6月でバンダイの子会社であるシー・シー・ピー(CCP) 社のSO-ZI 901を購入し、その後2011年8月に2台目 SO-ZI 903プレミアムに買い替えた(図1)。ちなみに買い替えた理由はモーターの故障によるもので、修理も可能だが部品代を含めると1万円程度かかるといわれ、当時の新機種である903プレミアムに乗り換えることにした。
図1.CCP社SO-ZI 901(右)とSO-ZI 903プレミアム(左)
見ての通り、筐体が大幅にスリムになりデザインもかなりスタイリッシュになったのではないだろうか。実際に、前機種の901では低めのベッドの下に潜り込むことはできなかったが、903は高さが90㎜と901よりも5㎜低くなったため普段手の届きにくいベッドの下もスイスイと潜り込んで掃除してくれる。
筆者の場合、基本的に平日昼間は留守をするためお掃除ロボットはとても重宝な生活アイテムだ。また、自宅は段差のない全面フローリングであるため、お掃除ロボットには適した空間といえる。毎日午後2時にタイマーをセットしており、約1時間ベッドの下も含めてほぼ全床面を巡回して掃除し、自動的に充電ステーションに戻っている。ロボットが行き届かない部屋の隅や家具の隙間などは、週末にハンディ掃除機やハンドワイパーなどでササッと掃除するだけでよいのでとても快適である。今では、お掃除ロボットのない生活は考えられないほどだ。家事の負担を格段に軽減してくれるので、共稼ぎの夫婦や高齢者だけの世帯などにも便利な一品といえるのではないだろうか。
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