内山悟志の骨太エイジレスライフのすすめ

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第45回
お掃除ロボットの製品群と基本機能

前回はお掃除ロボットの利便性について筆者の体験を交えて紹介したが、今回は続々登場するロボット掃除機の幅広い製品群と、これらに搭載されている基本的な機能を紹介する。

相次ぐ参入と新機種投入で活気づくロボット掃除機市場

家電量販店の一角にロボット掃除機のデモコーナーが設置されているのを見かける機会が多くなった昨今であるが、筆者がネットショップで調べた限り約20社から50機種以上のロボット掃除機が国内で販売されているようだ。一方、これらの中にはメーカーが不明な製品やOEM製品(他社製品を自社ブランドにて販売する方式)も含まれており、正確なところはわからない。図1に主なロボット掃除機についてメーカー別の機種と価格帯を示した。価格帯はネットショップ各社での最安値販売価格をもとにプロット(2013年3月8日時点)したものであるため、変動する点に注意されたい。

見ての通り、1万円未満から6万円代まで非常に幅広い価格帯の製品が投入されていることがわかる。この市場のけん引役である米iRobot社と、後発ながら高機能機種を展開する東芝およびシャープという国産勢を加えた主要3社はおおむね3万円以上の価格帯の製品群を展開している。一方、比較的知名度の低い国内メーカーや台湾、韓国などの海外メーカーからは1万円から3万円程度の低価格な製品が出されている。なお、図には掲載していないが、国内の商社などが輸入販売している海外製の1万円前後の廉価製品も多数存在している。

図1.主なロボット掃除機の機種と価格帯 主なロボット掃除機の機種と価格帯

このように幅広い価格帯となっているのは、高性能・高機能により製品の差別化を狙う大手メーカーと、基本機能に絞った低価格機種により利用者層の拡大を狙う中小メーカーの二極化という背景がある。

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