第34回
年末年始を海外で過ごす(後編)
2015.02.05 [内山 悟志]
タイで過ごした年末年始の後半となる3日目は大晦日となった。大晦日のパタヤと明けて元日のバンコクでの様子をレポートする。
3日目はパタヤの市内観光を楽しむこととした。まず向かったのはパタヤから南へ15km、車で20分ほどのところにある広大な公園ノンヌットトロピカルガーデンだ。榔子の木やパイナップルの木が茂った園内には、動物園、鳥園、美術館などが点在している。タイの古典舞踊や象のショーもあり、タイの文化と自然を満喫することができる。入場料は400バーツ(約1,500円)だそうだが、今回は送迎付きでこの後の水上マーケットを含む半日オプショナルツアーを予約したので、全行程で1,500バーツ(約6,000円)であり、その中に入場料も含まれていた。ちなみに水上マーケットの入場料は200バーツ(マーケット内をボートで回るツアー込みの場合は900バーツ)なので、行き来する交通費を考えるとツアーを申し込む方が割安ではないだろうか。
象の上からすれ違う象を撮った写真
ノンヌットトロピカルガーデンではまず、タイの古典舞踏、ムエタイショー、象のパフォーマンスなどをみた。これらのショーも入場料に含まれている。
別料金(200バーツ)で象乗り体験も楽しんだ。
パタヤの水上マーケット
次に向かったパタヤ水上マーケットは、パタヤ市内から車で南に約20分のところに位置し、ノンヌットトロピカルガーデンからの帰り道の途中にある。2008年12月にオープンした新しい施設で、かつてのタイの生活様式である水上マーケットを再現し、水上には昔ながらのタイ建築の家々が建ち並んでいる。デッキが回廊のように巡っており、100軒以上の店が軒を並べる。バンコクなどでよく見られる、小船が店になっていて、積まれたフルーツや魚などが売り買いされる水上マーケットとは違い、池の上に作ったお土産物街といった感じで少しがっかりした。
夕方ホテルに戻り、夕食を済ませて今回の旅のメインイベントの1つであるカウントダウンの時間を待った。11時40分頃海岸に出てみると、もう人でごった返していた。パタヤのカウントダウンはタイでも特に派手だと聞いていたが、想像以上だ。
カウントダウンの花火
大晦日は2万発の花火が打ち上げられるという。また、レジ袋をひっくり返したような筒状の灯篭に火をつけて飛ばすのもこちらの風習のようで、あちこちで大きな火の玉が浮かんでいる様子はとても幻想的だ。
場所にもよるのだろうが、年越しの時間になっても「5・4・3・・」のようなカウントダウンの声は聞こえてこなかったが、12時ちょうどには、花火の打ち上げがピークを迎え、華やかな景色と音とともに新年の幕開けを迎えた。
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