第38回
都内でバーベキューを楽しむ
2015.04.09 [内山 悟志]
なかでも、たまにホームパーティなどを一緒に開催しているグルメ会の仲間とのバーベキューは一味違っている。器材も持ち込みで、食材も自分達で買い出しするのだが、仲間の一人が某著名ホテルのレストランで料理人をやっていた人物で、彼が前日から下ごしらえをしてくれたり、その場で腕を振るってくれたりするので、本格的な料理を屋外で堪能することができる。
先日も、バーベキュー・シーズンの幕開けを記念してこのメンバーで赤塚公園に集まった。我々の究極のバーベキューを紹介しよう。
乾杯して早々に出てきたのが、料理人が仕込んできたスープだ。
野菜やキノコを事前に煮込んでラタトゥイユ状にしたものを持ち込んで、その場で水を加えてスープ状にする。今回は、仕上げにカレーパウダーで味付けて完成だ。実は、このスープの残りはあとでリゾットに変身する。
次に取り掛かったのは、ローストビーフだ。牛のブロック肉(今回は肩ロース)に塩とブラックペッパーで下味をつける。
フライパンで表面を焼き、アルミホイルで完全に包んで炭火コンロの上にしばらく乗せておくだけだ。ソースは別にニンニクや醤油などで作っておく。
屋外料理とは思えない一流レストランのローストビーフを味わうことができる。
アクアパッツァも、我々のバーベキューの定番メニューの1つだ。今回はイシモチを使ったが、いつもその時々の旬の白身魚を使う。魚の表面をこんがりと焼いたあと、水を足し、トマトやオリーブの実などの具材を入れて、これもアルミホイルで蓋をしてしばらく炭火コンロに乗せておく。
オリーブオイルは小瓶に入れて持ってくるし、白ワインは飲むために買ったものを使えばよい。
もちろん、普通の炭火焼きも同時進行でやる。この日も渦巻き型のドイツソーセージや牛タンなども焼いた。
季節に応じてアスパラガスやカボチャなどの旬の野菜を焼くのもいい。
特に肉や魚は、炭火で焼くと遠赤外線が表面のタンパク質を高温で焼き固めるので、肉汁が中に閉じ込められて旨みをキープするので美味しく仕上がるのだそうだ。
さあ、これから本格的なアウトドアシーズンとなる。気の合う仲間と青空の下で昼間から飲むというのもたまにはいいものだ。
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