内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第6回
若さの秘訣:ストレス耐性の要素とは

図の上部の3つのストレス感知、ストレス転換、ストレス根本処理は、ストレスへの対峙方法に関わる要素である。
ストレス感知:ストレス要素からの刺激を受けたときに、それに気づくか気づかないかを指すものである。ストレス状態になっても、それに耐えるまでもなく気づいていなければストレスに耐えることは容易である。いわゆる「鈍感力」の1つといえる。
ストレス転換:ストレス状態に陥ったとき、そのストレス要素の意味をいい方向に考え直したり、それを克服することを喜びと感じたりできる能力を指す。気分転換の方法をたくさん持っているということもこの能力といえる。
ストレス根本処理:ストレス状態を引き起こしている要因を取り去ったり、弱めたりできる能力を指す。ストレス要因に有効な対処を施すことができれば、結果的にストレス自体に強いことになる。

年齢を重ねることでストレスに対する経験が豊富になり、小さいことが気にならなくなるなどストレス耐性が高まる面もあるが、一方で柔軟な対処ができなくなったり、前向きな気持ちに切り替えられなくなったりしてストレス耐性が低下することもある。ストレスを我慢したり、放っておいたりすると、心身のバランスを崩してしまうことにもなりかねない。まずは、ストレスというものを理解して、正しく向き合うことが大切だ。

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