内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第25回
一日乗車券を使って都内観光を楽しむ(前編)

この他にも、期間や季節限定もの(土・休日・夏休み・正月のみ利用できる【JR東日本]休日おでかけパス】など)や、企画もの(美術館や博物館、動物園などの入場券・割引券と都営まるごときっぷがセットになった【東京・ミュージアムぐるっとパス2014】など)、各種私鉄と連携したもの(【TOKYO探索きっぷ】【京急羽田・ちか鉄共通パス】【東京1DAYきっぷ】など)、外国人旅行者向けのもの(【WELCOME!Tokyo Subway Ticket】など)といった具合に非常に多種多様である。
また、地方や海外から東京観光に訪れる人向けに旅行代理店などが販売している【Tokyo Subway Ticket】(1day~3day)などもある。さらに、私鉄各社では、魅力ある沿線を楽しめるさまざまな割引切符やフリー乗車券を販売している。詳しくは東京メトロ、東京都交通局、私鉄各社のホームページに掲載されているので、旅の出発点と、主に行きたい場所を考慮して最適な切符を選ぶとよいだろう。

さて今回筆者は、お盆明けの土曜日を利用して一日乗車券の旅を敢行することとした。出発地の最寄り駅が新宿であること、これまで一度も日暮里・舎人ライナーに乗ったことがないことなどから、都営地下鉄、都バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーが利用できる都営まるごときっぷ(700円)を買って出かけることにした。

まず準備するのは、いうまでもなく都営まるごときっぷだが、これは都営地下鉄各駅の自動券売機、都バス・都電の車内で購入することができる。そして、是非旅のお供に手に入れておきたいのが「みんくるガイド」と「ちかとく」だ。
「みんくるガイド」は都バスの路線図がすべて一枚のマップで一覧できる便利なガイドブックだ。都営バス営業所・支所やほとんどの都営地下鉄各駅の改札で無料配布している。都バスを多用する際には必携の便利グッズである。ちなみに「みんくるガイド」はFlashPlayerに対応したスマートフォンやタブレット端末でも利用できる。
「ちかとく」は、東京メトロおよび都営交通沿線の112施設447スポットで、対象の乗車券(図1の中では、東京フリーきっぷとJR東日本都区内パス以外はすべて対象)を提示すると割引やプレゼントなどの特典が受けられるサービスで、美術館、博物館、遊園地などの入場料割引に加えて、カフェやお食事処のワンドリングサービスや割引が利用できる。「ちかとく」では、あまり知られていない穴場の観光スポットも数多く紹介されており、施設リストを見て、行きたい場所を探すのも一興ではないだろうか。ちなみに「ちかとく」はスマホアプリ版も用意されている。
さあ、準備は整った。次回は、実際に筆者の一日乗車券の旅の道程を紹介することとしよう。

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