第27回
北海道の大自然1100キロの旅
2014.10.06 [内山 悟志]
3日目は富良野の花畑と美瑛の大自然の風景を堪能し、旭川から高速道路を利用して大先輩が仮住まいしている伊達紋別に向かった。伊達市は、気候が温暖で冬場の雪も比較的少ない上、生活に必要な施設がコンパクトにまとまっていることなどから、快適居住地として全国的に知られている。高齢者の移住を積極的に推進しており、家具や家電、生活用品一式を備えた市認定の「伊達版安心ハウス」という施設で「ちょっと暮らし(2週間以上の滞在)」移住体験ができる。筆者の大先輩も、この施設を利用し約1か月の移住体験をしているところだった。
昭和新山「くま牧場」
4日目は、2008年に洞爺湖サミットが開催されたザ・ウィンザーホテル洞爺から洞爺湖を望み、有珠山ロープウェイで昭和新山を望んだ。昭和新山の麓には、くま牧場があり、餌をねだる愛くるしい熊の仕草が印象的だった。その後、登別地獄、ウトナイ湖などを経て千歳空港に戻った。3泊4日で約1,100キロを走破したことになる。以前、知床から札幌まで同じ3泊4日で1,500キロを走ったことがあったが、それに次ぐ移動距離となった。北海道の道路は幅広くとても走りやすいのでロングドライブも苦にならない。
北海道といえば蟹、ホタテ、うに、いくらなどの魚介類やジンギスカンや十勝の豚丼などの肉料理など食の宝庫といえるが、夏場の食の魅力は野菜ではないだろうか。ジャガイモ、トウモロコシ、アスパラガスなどは有名だが、ブロッコリーやナス、ズッキーニ、ピーマンなどまさに野菜王国といえるほど種類が豊富だ。旬の野菜はどれも新鮮で美味しく、今回もたくさんの野菜料理を味わうことができた。北海道は本当に広く、見どころもまだまだたくさんある。今から、来年どこを巡るか楽しみでならない。
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