内山悟志の悠々快適エイジレスライフ

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第28回
床拭きロボット「ブラーバ」の実力のほどは

1回目の水拭き後

さっそく水拭きを試してみた。操作はいたって簡単で、ノーススターキューブをテーブルなどの上に置き、本体のボタンを1つ押すだけだ。普段からルンバはほぼ毎日稼働させているし、時々雑巾がけもしているのだが、はじめてブラーバで水拭きをしてみると、結構汚れていたことに驚いた。知らず知らずのうちに、皮脂汚れや、食べこぼしのあとが床にこびり付いているものだ。
水拭き用と乾拭き用のクロスは、どちらも洗って繰り返し利用できるが、市販のフローリング用シートで代用すれば使い捨ても可能だ。実際に、市販のフローリング用ウエットシートを装着して、乾拭きモードで動かしてみたが、ドライシートよりも床がピカピカになった。また、台所用のアルコール除菌スプレーの詰め替え液を、水の代わりにクリーニングパッドに入れても問題なく稼働し、より綺麗に掃除することができた。ただし、フローリング用のワックス液は、固まってクリーニングパッドが詰まる原因となるため、水拭きの代わりに使ってはならない。
ブラーバは筐体も小さく高さも低いので、ベッドや棚など家具の下にも潜り込み、フローリング用モップで手の行き届かないところも掃除してくれる。全面フローリングの住居の場合は、ブラーバだけでも十分かもしれない。一方、大きな埃や髪の毛などはルンバの方が効力を発揮する。ルンバで大きなゴミを掃除したあとに、ブラーバで拭き掃除という組み合わせがベストではないだろうか。ルンバは、稼働音が大きく、掃除が終わると自動で充電ステーションに戻るので留守中に稼働させるのが望ましい。一方、ブラーバは稼働音が小さく、掃除が終わると最初の位置に戻る。床拭き後にクロスを洗ったり、フローリング用シートを外したりした方が衛生的なので在宅時に稼働させるのが良いだろう。
生活シーンに当てはめるとすると、外出時にルンバを稼働させ、帰ってきたらブラーバを動かすというのがいいのではないだろうか。
雑巾がけは結構な重労働だ。日頃から小まめにブラーバを稼働させれば、常にピカピカの床で快適に過ごすことができる。忙しい共稼ぎの夫婦や高齢者だけの世帯などにも便利な一品といえるのではないだろうか。

<水拭きモード運転の映像>



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