第32回
おせち料理の簡単レシピ(その2)
2014.12.25 [内山 悟志]
【材料】
さつまいも:1本(約300g)
100%オレンジジュース:(約400㏄)
ハチミツ:(大さじ2以上お好みで)
天津甘栗:(10個)
まず、材料だがやや大きめの栗金団を10個作るとすると左のとおりだ。もちろん、さつまいもは安納芋でも構わない。
オレンジジュースは煮汁として使うので分量は厳密でなくても良い。
(1) まずは、さつまいもの皮をむき1cmくらいの輪切りにする。鍋にさつまいもが完全に浸るくらいまでオレンジジュースを入れて煮込む。
クチナシの実に代わってオレンジジュースを代用することで、爽やかな酸味の栗金団に仕上がる。
(2) 中火で10分ほど煮込む。茹で汁に少しとろみが出て竹串や箸がすっと通るくらいが目安となる。
(3) 茹で汁を捨てて、マッシャーなどでよく潰す。ある程度潰れたらほのかな甘さを加えるためにお好みでハチミツを加える。ハチミツを加えることで冷やした時に固まりが良くなり、形が崩れにくくなる。さらに裏ごしをすると滑らかにとなるが、多少さつまいもの食感が残るくらいが良いのであれば裏ごしの必要はない。
(4) 潰れたら適当な大きさに分けてラップなどでくるんで丸く形を整える。
(5) 天津甘栗をのせてできあがり。やや大きめのさつまいも1本で10個の栗金団ができた。
この栗きんとんは、いわゆるおせち料理の栗金団よりもやや固めで、形も茶巾型の栗金飩に近いので、栗金団と栗金飩の間くらいのものといえる。
さて、前回の伊達巻きと今回の栗金団、どちらも鍋やプライパンだけで簡単にできて、カロリーと甘さを控えた少し大人の味付けとなっている。
年末年始に旅行などに出かけることも多いため、毎年おせち料理を作ることは結構大変なのだが、年始回りをしたり、おせち料理を食べたりする習慣がない若者が楽しみにしているのでやめられない。来年のお正月も30名の来客におせち料理を振る舞うことになりそうだ。正月2日に旅行から帰ってきて大急ぎで準備しなければならないが、賑やかな新年を迎えられる喜びにはかえられない。
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