第1回
災害時のストレス対応
2011.04.05 [「病気・病院・医者」]
■災害者の心のケア
急性期:発災後約1週間
被災体験を話したがらず精神的援助を受けようとしない 辛くても我慢と耐えています。支援者は、被災者の生活上のストレス問題から心理的影響を理解することが必要です。
中長期:災害発生数週間後~数年
次第に忘れられます。復興が優先され個人が抱える問題が見えにくくなります。忍耐も限界に達し援助の遅れ行政への不満怒りやり場の無い気持ち無力感・脱力感・喧嘩やトラブルを引き起こしやすくなります。
復興から取り残されたり、精神的な支えを失った人はアルコールに依存しやすくなります。
安全の確保が出来なくては心のケアを行う事は難しくなります。支援者は、傾聴と受容、共感 被災者の声に耳を傾けることが重要です。
■被災者の家族を傷つけやすい言葉
次の言葉は避け気持ちに配慮しましょう。
- 頑張りましょう。
- 元気をだしましょう。
- 体に悪いですよ。
- いつまでも泣いていると 亡くなった方も悲しみます。
- 他にも子供がいるからいいじゃないの。
- 家族が居るだけでも幸せな方ですよ。
- 早く忘れて立ち直りましょう。
- 命があるだけでも良かったと思いましょう。
- 偉いですね、私だったらとても耐えられないと思う。
- 貴方も前向きになりましょう。
- 思ったより元気そうで安心しました。
- 悪い出来事の後には良いことがありますよ。
などなど
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