大震災特別寄稿

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第1回
災害時のストレス対応

2つ目は亢進(こうしん)的反応です。抑うつとは逆に、興奮状態、躁状態になってしまい、落ち着いた行動ができなくなります。何かせずにはいられない気持ちだけが高まって、泣き叫んだり、衝動的な行動をしてトラブルを引き起こしたりとすることもあります。

不安を煽る情報やデマに振り回されないことが大切です。信頼できる情報を確認しながら、ショッキングなニュース映像から適度に距離を置くことも必要ではないのでしょうか。

マイペース・規則正しい生活・早寝早起き・節電と健康維持を図りながら普段通りの生活を送ることをお勧めいたします。

情報が気になって深夜までニュースを見ていると、電力がかかります。睡眠を十分とり、ニュースを見る時間帯を決め新聞などを読むのも効果的です。

その他、心の安定を保つために、好きな本を読んだり音楽を聴いたり、震災以外の情報を得ることも忘れないでください。遠くを見たり空を見上げて朝日や夕日を見たりして、リラックスする時間も良いでしょう。ストレッチなどの軽い運動も心の安定には役立ちます。


今は多くの人が強いストレスに耐えているときです。自分の体は自分で守れるように、気持ちのバランスをとることに努めましょう。

(参照:毎日.jp )

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