松本すみ子の「@シニア」

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第15回
LCC、成功のカギは地方空港発 ~価格だけでない旅の喜びを多くの人に~

旅好きシニアにも関心大のLCC

いまや話題の格安航空会社(LCC)。日本に就航するLCCが増えています。国際線では春秋航空、ジェットスター航空、ジェットスター・アジア航空、エアアジア、セブ・パシフィック航空、済州(チェジュ)航空、イースター航空。国内線ではピーチアビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン。
確かに、びっくりするくらい運賃が安いですね。私は6月末から7月初めにかけて、家族で沖縄に行くことにしているのですが、会員限定のスーパー先割で予約しても、羽田と沖縄間が片道2万円前後(往路、復路で価格が違う)でした。それが、LCCでは数千円などというニュースを聞くと、しまった!と思ったものです。
旅は時間のゆとりあるシニア世代に共通して人気のある娯楽。もちろんシニアだけでなく、忙しい現役世代にとっても、日常から逃れて、非日常の世界で自分をリフレッシュするいい機会です。航空運賃が安くなれば、年1回程度しか行けなかった夫婦や友達との海外旅行は2回や3回になり、国内旅行も「子供たちを誘って温泉にでも行こうか」となるはず。たぶん、パッケージツアーもLCCを利用することで、ツアー代金が安くなりますよね。
ただ、機内食、荷物の預かり、新聞やイヤホン、座席指定など、今までは当たり前だったサービスが有料になります。それを計算したら、本当に安いといえるのかという懸念も。なによりも座席が狭くて窮屈だったら、いやだなとか。まずは、国内便を何度か試してみてからと思っている方々も多いのではないでしょうか。

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