第19回
シェアハウスを見に行く
2012.09.11 [松本 すみ子]
古民家シェアハウスとは
さて、シェアハウス見学記です。今回見学させていただいたシェアハウスは「四季邸西永福」。女性専用のシェアハウスです。場所は京王井の頭線西永福駅から徒歩3・4分という近さ。駅から近いのは働く女性にとってはなによりです。
柱や梁はそのまま利用
聞けば、親戚から相続した方が、自分も子供の頃によく遊びに来ていた懐かしい家を壊すのではなく、シェアハウスとして残す方法を選んだとか。柱やかもい、庭などはほぼそのまま利用されています。住んでいた方はもともときれい好きだったので手入れがよく、十分活用が可能だったとか。
洗面所には洗濯機が2台
共用キッチン
オーナーにとっては、柱の傷も消したくない思い出なのでしょう。共用のリビングには、アンティークな椅子やレコードプレーヤー、足踏みミシン、古本などが置かれていました。これも住んでいた方がずっと使っていたものだかとか。古民家を改装したシェアハウスに住むには、そうしたオーナーや前に住んでいた方の思いを受け止め、それを慈しみ、楽しむような気持ちも必要です。古い家の何とも言えない落ち着きや安らぎを感じながら暮らすのもいい経験となることでしょう。
個室のひとつ
部屋は4.5畳から6畳まで6つありました。各部屋にはエアコン、ベット、机、椅子またはソファ、ブラインド、照明器具、収納、インターネットとテレビの接続端子などの備品・設備があります。各室にはカギが付いているので、プライバシーは守れます。
毎月の家賃は、大きさや陽当たりに応じて50,000円から66,000円まで。ほかに共益費として月額13,000円が必要です。初期費用は契約事務手数料が初回50,000円、保証金が30,000円、火災保険料7,500円ほどがかかります。
陽当たりのいい角部屋からは庭が楽しめる
共益費には、ガス、水道、電気、インターネット、警備会社費用、週に1.5回の共用部の清掃サービス代も含まれています。トイレットペーパーなどの共用部の備品も入っているそうです。契約期間は1年で、もちろん再契約も可能。
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