スーパーなどに行くと、すぐ目に入る砂糖は「白砂糖」ではないでしょうか?また、砂糖というと「白砂糖」をイメージなさる方も多いと思います。
砂糖は、白砂糖以外にもいろんな種類がありますよね。グラニュー糖、粉砂糖、黒砂糖など、どれも甘さを感じますが、香りや食感、味もさまざまです。
砂糖は健康やダイエットの大敵と思われることが多いようですが、甘い物が大好きな方にはわかっていても止められないものです。
そこで今回は、砂糖についてお話します。知っておくと、上手に使い分けができ、またダイエットにも役立ちますよ。

まず砂糖は、白砂糖のほかにグラニュー糖、きび糖、てんさい糖、黒砂糖などがあります。きび糖、てんさい糖、黒砂糖は五大栄養素の1つでもあるミネラルを多く含んでいるので、白砂糖に比べると健康効果は高いといえます。
そして砂糖の中には、「砂糖キビ」を原料とするものと「砂糖大根(てんさい)」を原料とするものと2種類あります。
この二つの原料には、実は大きな違いがあるのです。

●砂糖キビ原料

砂糖の種類:白砂糖、グラニュー糖、三温糖、きび糖、黒砂糖など

特徴:分子構造的には単糖類なので、消化吸収が早く、消耗も早いです。血糖値の変動が激しくなるためインシュリンの分泌が過剰になり、脂肪を溜め込みやすくなりがちです。
すぐにまた糖分を取りたくなったり、低血糖症が起こりやすくなったりするともいわれています。体を冷やす作用もあります。

●砂糖大根原料

砂糖の種類:てんさい糖

特徴:多糖類なので、ゆっくりと消化されるため、血糖値の変動が緩やかです。また吸収に時間がかかるので、すぐにまた糖分を取りたくなることは少ないようです。
体を温める作用がある上、オリゴ糖が多く含まれているので、お腹のビフィズス菌を元気にして増やしてくれる効果もあります。

すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私がいつもレシピを紹介するとき、この「てんさい糖」を使っていたのは、ダイエット効果が高いと考えているからです。お料理をする際に砂糖を使うなら、私は「てんさい糖」を一番お勧めします。
また「黒砂糖」は、ミネラルが豊富なだけでなくビタミンB1やビタミンB2が含まれているので、タンパク質や糖質、脂肪の代謝が良くなる点があるのでおススメです。
ダイエットを意識している方は、お料理の中で砂糖を使うなら白砂糖、グラニュー糖、三温糖はできるだけ使わず、てんさい糖や黒砂糖を利用すると良いのではないでしょうか。

さて、甘い物を食べたらパワーもアップ!しっかり体を動かして、カロリーを消費しなければいけませんね。だんだん暑くなってきています。肌の露出も多くなるこれからの時期は、ラジオ体操など習慣化できる運動を朝の涼しいうちから始めてみてはいかがでしょうか?目覚めスッキリで、1日の活動力もアップすると思いますよ。