今だからこそ考えよう~自分に合った食事と運動のいい関係

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第13回
デトックス効果を高めるために

前回、食事を利用したデトックスについてご紹介しましたが、今回はデトックス効果をより高めるポイントについてお話します。

まず、野菜はできるだけ「有機栽培」の物を選んでください。野菜に付着している残留農薬など、有害な物質が体内に取り込まれるリスクを軽減できます。また、添加物を多く含む加工食品はなるべく避けましょう。栄養の代謝や、細胞の新陳代謝が阻害されてしまいます。

ところで、「有機栽培」「無農薬栽培」「オーガニック」の違いをご存知でしょうか。
「有機栽培」も「オーガニック」も同じ意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などによって土壌の持つ力をより生かして栽培する農法のことです。有機肥料を使うと、化学肥料よりおいしく、より栄養価の高い野菜ができます。日本では、2001年4月1日から有機農産物の基準が明確に定められ、認められたもののみ「有機栽培」や「オーガニック」と商品に表示することが認められ、さらに日本農林水産省の認定機関によって与えられた「有機JASマーク」が表示できます。輸入商品においても、この認定を受けなければ、「有機」や「オーガニック」などと記載することはできません。
一方「無農薬栽培」は、「農薬」は使用しないものの、「化学肥料」を使うことは許されています。2004年にできた農水省のガイドラインでは、無農薬栽培はすべて「特別栽培」という表記に統一されました。これはあくまでもガイドラインであり、罰則は設けられていないため、農薬に匹敵するくらい体に悪影響を及ぼす化学肥料が使われていても、「特別栽培」と見なされるのです。
よって私は、「特別栽培」の物より、「有機栽培」や「オーガニック」の物をお勧めします。

言うまでもなく、食べ過ぎも好ましいことではありません。食べ過ぎや運動不足などによって蓄積される脂肪も有害です。いつも「腹八分目」を心がけることで、脂肪が蓄積されにくくなり、デトックス機能も正常に働くようになります。
ダイエットや健康維持の観点から見ても、「腹八分目」を習慣づけるとよいでしょう。

さらに、「適度な運動」もデトックスにつながります。
適度な運動をすると、血液やリンパ液の流れが良くなり、新陳代謝が活発になるので、体内の毒素が、便や尿、また汗などから排出されやすくなります。また、脳内の神経伝達物質「セロトニン」が分泌され、気分が爽快になったり、視界がクリアに感じたり、また頭の中が活性化されたりします。セロトニンは安定した精神状態に関係する伝達物質なので、ストレスなどが溜まりにくくなり、心のデトックスにもなります。

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