第27回
やせるための食べ合わせ〈その2〉
2012.07.17 [大西 ひとみ]
うどん、米、野菜などの食品アミノ酸スコアは低く、これらの食品に含まれるタンパク質は体内で利用されにくいことがわかります。しかし、良質でないタンパク質でも、食べ合わせによっては良質になります。
例えば、食パンの原料である小麦タンパク質は、リジンと呼ばれるアミノ酸が少ないため、良質ではありません。朝食が食パンとコーヒーだけの場合、食パンに含まれるタンパク質は体内であまり利用されず、タンパク質不足になってしまいます。そこで、リジンを多く含む、卵、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を一緒に食べれば、タンパク質の利用率が高くなり、良質なタンパク質になります。
しかし、どの食品になんのアミノ酸が足りないのかを調べながら食事をするのは非常に難しいですね。ですから、普段から良質タンパク質をできるだけ意識して摂取するようにしましょう。そうすれば、良質タンパク質を摂取しようとしすぎて逆にカロリーオーバーになってしまうことも避けられます。
さて、今回は良質でないアミノ酸を良質に変えて、基礎代謝維持に役立つ、朝食にぴったりのお料理をご紹介したいと思います。
「ええっ!何これ?」と思われるかもしれませんが、腹持ちもよく、おいしいので、見た目に惑わされずぜひ試してみてください。
Trans4fit流
納豆トースト
- 調理時間:約5分
- カロリー:約262キロカロリー
- タンパク質:約13.3g
- 脂肪:約10.7g
- 炭水化物:約28.7g
<材料>(1人分)
● | 納豆(たれ・カラシつき) | 1パック(50g) |
● | 小ネギ | 10g |
● | バター | 小さじ1 |
● | パン | 1枚(今回は小さめの全粒粉パンを使いましたが、⒏枚切りの食パンでOK) |
<作り方>
- 小ネギは細かくきざんでおきます。
- 納豆に、たれとカラシ、さらに1を加えて混ぜます。
- パンは焼いてバターをぬります。
- 3に2をのせたら出来上がり!
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