第21回
旬の「筍」を自宅でシンプルに味わうアク抜き法
2016.04.30 [三輪 桃加]
■「筍」の茹で方とシンプルな楽しみ方
筍にはアクがあるので、普通にお湯で茹でるだけでは苦味が残り、美味しく頂けません。米ぬかや、米のとぎ汁などを利用して茹でましょう。最近の筍は米ぬかがセットになっているものが多いです。別途、米ぬかを購入することもできますが、後の使い道に困るようでしたら、米のとぎ汁で十分です。また米のとぎ汁を取り忘れた場合は、茹でる時に、一掴みの米や、重曹を入れてもOKです。
[材料]
● | 生の筍(皮付き) | 1本 |
● | 米ぬか又は米 | 一掴み(米のとぎ汁) |
【茹で方】
- 筍の外皮を3~4枚はがし、水でキレイに洗っておく。上の部分を斜めにカットして、縦に1本、切れ目を入れておく。(深すぎると割れるので、5mm程度の深さに)付け根の部分も5mmほど切り落としておく。
- 深めの大きい鍋に筍を入れて、米のとぎ汁を注ぐ。(米のとぎ汁を使用しない場合は水を入れ、その後、米ぬかや重曹、または米を一掴み同じ鍋に入れる)
- 沸騰するまで強火にかける。
- アクをすくい、落し蓋をして、弱火にし、1時間ほど茹でる。
- 1時間たったら、火を止めて、そのまま水を切らずに、冷めるまで2~3時間放置する。 ※冷水にとると、筍が割れるので注意しましょう。
- 筍が完全に冷めたら、水でよく洗い、縦に入れた切れ目から皮を剥く。
- その後、お好きな料理に使用ください。この状態から冷凍保存もOKです。
【筍のシンプルおかか和え】2人分
- 茹で筍を100g分ほどカットし、食べやすい大きさに切る。
- ボウルにカツオ節4g(市販の小パック入り1袋分)と淡口醤油小さじ1.5と、1の筍を入れて和えるだけ!
【簡単!筍ご飯】米2合分
- 2号分の米をとぎ、ご使用の炊飯器をいつも通りの水かげんにセットしておく。
- その中に、茹で筍150g分を2~3cmの長さ、2~3mmの厚さにスライスして入れ、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、塩小さじ1/2も一緒に入れて炊くだけ!
筍は、茹でる際のアク抜きに気を付ければ、後は茹で上がりを待つだけです。扱い方がわかれば、その後の調理は簡単なもので大丈夫です。筍独特の風味と味が料理を引き立ててくれるでしょう。
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