第34回
香り高い「春菊」の煮浸し
2016.11.11 [三輪 桃加]
香り高い「春菊」の煮浸し
日本料理独特のお総菜では、予め素材を下茹ですると、お出汁効果が高まり、素材の味を活かしながら上品な味わいになります。春菊の煮浸しも例外ではありません。煮浸しなどのシンプルなお総菜こそ、ちょっとした手間をかけて堪能しましょう。
【材料】(2~3人分)
● | 春菊 | 1輪 |
● | 油揚げ | 1枚 |
● | しめじ | 1/2パック(100g) | [煮汁] |
● | お出汁 | 200cc |
● | 淡口醤油 | 大さじ1 |
● | 砂糖(ラカント/てんさい糖) | 大さじ1 |
● | みりん | 大さじ1 |
● | 酒 | 大さじ1 |
● | 塩 | 小さじ1/4 |
【作り方】
- 春菊としめじは、予め茹でて、水気をよく切っておく。油揚げは熱湯をかけて油抜きしておく。
- 春菊は2cmの長さに切り揃え、油揚げも、大きさを合わせて薄切りにしておく。
- 鍋に[煮汁]の材料を入れ、沸騰するまで強火にして調味料のアルコール分を飛ばしておく。2を入れたら中火にし、一煮立ちさせたら火を止める。その後1時間ほど置いて、味をしみこませたら、出来上がり。
※春菊、しめじ、油揚げの水気は両手を使って、絞り出しましょう。絞り方が中途半端だと、出来上がりが水っぽくなります。
下準備と言っても、とても簡単なひと手間で、調理全体も短時間で済みます。それでいて、ご自宅で本格派の煮浸しがいただけるので、ぜひお試しください。
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