第22回
「スカートがはけない!」悩む人には女性が多いが、男性も発症
2012.06.05 [「病気・病院・医者」]
どうせ受けるなら、波長の長いレーザーの手術を選びたい!と望むのが素直な感想だが、現在日本で保険適用されているのが980nmのレーザーだけ。それより高機能のレーザーによる手術は、残念ながら自費診療だ。
しかも、980nmレーザーさえも、2011年にようやく適用になったばかりだ。
「保険認可を受けるためには、膨大な費用がかかるだけでなく、相当の時間を要するため、今後の保険適用のめどは立っていません。当院では、保険適用の手術も、最新のレーザーによる自費診療も、両方受けていただけます。
時間に余裕があり、通院が多くても大丈夫という人は、保険診療を選ぶ場合も結構あります」(同)
下肢静脈瘤の治療では、レーザーのほか、静脈瘤を起こしている血管に薬(硬化剤)を注射して血管自体を固める硬化療法も人気だ。
固まった血管は、次第に委縮して消えてゆくし、手術のように傷を残すことがない、また体への負担が少ないこともメリットだ。
しかし、大きな静脈瘤にはあまり有効ではなく、再発する可能性が大きいといったデメリットもある。さらに注射をした場所にしこりや痛み、色素沈着が起こる可能性も多い。
治療法にはそれぞれメリットとデメリットがある。
治療費等も念頭に、いい情報もネガティブな情報も、正直にわかりやすく伝えてくれる、熟練した医師を選びたい。
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