第25回
アトピー性皮膚炎。正しく治療すればほとんどの人は改善し、病気と上手に付き合えるようになる
2012.07.31 [「病気・病院・医者」]
幸せの青い鳥は「標準治療」。「特別な治療」はむしろ危険
難治性で治療期間が長いアトピー性皮膚炎は、患者によるセルフコントロールが重要だ。
江藤医師の病院では、治療の3本柱を徹底し、FTU(フィンガーティップユニット)と呼ばれる外用剤の必要十分な塗布量を指導するための教育入院を勧めることもあるという。
いたずらにステロイド薬に対する恐怖をあおり、医学的根拠に欠ける脱ステロイドの治療法を薦める医師や業者の存在に対して、江藤医師は警鐘を鳴らす。
「“幸せの青い鳥”は、身近で標準的な治療法です。アトピー性皮膚炎はそれで改善できます。偽の青い鳥にだまされないでほしい。むしろ、あまりにも魅力的で試したくなるような治療を行う医師は危険ですよ」
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