去る2014年4月19日(土)。
晴れ渡る空の下、fromNow匠であり庭師の田中造景氏による、庭師の視点で緑を感じる「緑の学校」が開催されました!
あちこちで満開の桜を愛でつつ、新宿御苑の中を田中造景氏の樹木や庭園についてのお話しとともに実際に触れ、見聴きし、感じながら歩いて行きます。

新宿御苑の千駄ヶ谷門から入ると早速、大きな木のもとに集まり樹木の成り立ちについてのお話が始まりました。
高く枝を伸ばした木を見上げ、大きな幹に手を当てて、地中に張り巡らされた根を想う。
ただ散歩がてら歩いているだけでは通り過ぎてしまいそうな一つ一つを丁寧に感じていきます。

世界のガーデンが凝縮された新宿御苑。
下の左右の写真を見比べていただくと・・・

西洋庭園風景でも、広々とした芝生にのびのび育った巨樹が点在するイギリス風景式庭園と、プラタナスの並木が左右対称に整形されたフランス式整形庭園の特徴が一目瞭然です。
又、新宿御苑の南西に位置する日本庭園では、池の流れに沿った池泉回遊式の庭園を楽しめます。園の中には茶室なども設けられており、建物の周りに何があるかなど風水との密接な関係を紐解いていったりと、庭師ならではの話にみなさん驚いたり納得したり、メモを取りながら聞き入っているようでした。